車に対して拒否反応が出ていたのに、また「車に乗ってみたい」と思わせてくれたそんな作品に出合いました。
しかもそれが群馬を舞台にした物語だなんて……。
群馬が舞台の公道レース漫画 「頭文字D」
一度は聞いたことがあった「頭文字D」。内容は全く知りませんでした。
AbemaTVで無料期間中だったので視聴したら、これがドはまり。
主人公のぼけーっとした(?)あの性格も好感持てました。
車で公道をビュンッビュンすっ飛ばして走ったり、車を改造したり、
車好きな人たちが出てくる作品です。
主人公が車をオーバーヒートさせてエンジンがいかれてしまうシーン。ぽろりと涙を流し、迎えに来た父親に罪悪感を抱く主人公の姿に涙が止まらなかった。
私も事故を起こしたとき、車を見てショックだったし、巻き込んでしまった相手側にも申し訳なくて、駆け付けてくれた親には顔を上げられなかった。
初めての車のトラブルで、自分が何気なく乗っていた車のことを深く考えさせられた。
私の場合、もしこの車が動かなくなったら私に乗れる車はない。
身体障害を抱える体は親の車を借りることも、レンタカーも利用できない。
気を付けて乗っていても、場合によっては事故は起こるものなのだと痛感した。
群馬の暮らしでは切っても切り離せない車の生活。
修理から帰ってきた車を目にして「よく帰ってきてくれたね」と愛おしさが込み上げてきた。
頭文字Dを見て、車を愛する人たちがいることを知って、事故とかトラブルがあっても助け合ったり。愛車は大事だけど、人の命の心配を最優先にしてるとことかすごくかっこよかった。
世の中にはこんな人もいるんだな、いてほしいなと思いました。
目標ができると、前を向きやすい
本当は車のない生活の方が、金銭的に楽だし危険回避にもなる。
でも作品内に「群馬の峠」とか「榛名湖」「妙義」「赤城」「高崎」……
馴染み深いワードが溢れてて、なんだか聖地に行ってみたくなってきた。
行くとしたら車運転しないと行けないじゃん!
(軽で峠は登れないのは知っていますが……※経験済み)
そんなことがあって、車運転する日常が戻ってきました。
まあ最初から時間の問題でしたが……(車のない生活は通勤も買い物もできない)。
失敗して立ち直るまで時間がかかりました。
身近で車のトラブルを聞いたことがなかったので、自分だけが「できない人間」なのだと閉じこもってしまいました。
仕事をしていたころは問題なく走れていたのに、たまにしか乗らなくなって、精神薬のせいもあり頭がぼーっとしていました。先生に相談しても「問題ないですよ」と言われ鵜呑みにしていたけど自己判断で気を付けるべきだった。反省。
今はこれまで以上に気を配り、優先道路だとしても横から止まる気配のない車があればスピードを落とすようにしています。
今回のことがなかったら、ずっと車に対しての知識が無いままで、事故の処理も分からないままだったと思います。学ぶことが多く、私にとってはいいきっかけでした。
事故のことはもちろん無いに越したことはありませんが……。
きっとこれから自動運転が普及していけばもっと事故は減るんじゃないかなーと思うのですが、まだまだ先でしょうか。